副業に求めるものとは

働き方改革で副業が推奨されている。
就業規則に副業を追加したと人事から通知があった。個人の専門性や能力を社会に還元し、副業を通じて新たなキャリアを築く機会とされている。
副業できるか考えてみたが、無理だ。
・朝から晩まで働き、知力・体力を使い果たした後は働く意思はゼロである。土日だけ副業したとしても、休日は休みたい。
・報酬があると、責任がありストレスもある。苦労より達成感が得られる仕事に就く機会はほぼセロである。
・本業のスキルを利用すると、間接でも業界内になってしまい、社内に広まる可能性が高い(個人的には業界内で社外に身を置き観察したいという好奇心がある)。
・本業以上の報酬はもらえない(本業以上なら会社を辞めている)
副業で社会に還元したりキャリアの形成が出来た人はいるのだろうか、、。社以外の人と接点を持ち、新しい発見があり、本業のストレスを緩和することは、本業への活力につながるかもしれないが、副業でなくてもボランティア等、探せば何かあるだろう。
副業に関する政府の調査では「収入を増やしたい」と回答した人が50%を超えている。やはりカネだ。生活に余裕があると「自身のスキルアップ」「社会貢献」という志が芽生えるので、これからも収入より上位になることはないだろう。
テレビで副業を推奨する会社が紹介されているが、会社が推奨しても副業する人が増えるとは思えない。今まで公言していなかった人達は会社が副業を認めたことで安心感が得られる、という変化があるくらいだろう。
退職を目前に控えているので、副業に関心がないが、残業のない体力・知力みなぎる若い人達には副業も良い機会かもしれない。