本人は舌先三寸と思っていない

我々はいち早く顧客にリーチ
他社の先んじて市場をリード
ローンチを大成功に納めた
業績が悪い時は、良い時よりもオーバーな表現が多用される。早い、他社より優れる、大成功の判断根拠は何か、と突っ込みたくなるのを黙って聞く。最後は拍手で終わるが、最近はウェブ会議なので自宅のモニターに向かって、「嘘言ってんじゃないよ」等と呟いている社員がいるかもしれない。
プレゼンターはどう思っているか。
嘘だと思っていない。
全て成功、完璧だと信じている。その堂々とした言動が現実を見る聞き手と認識が違うので、うわべだけの言葉を並べていると感じるのだ。
最近、舌先三寸と思う事が多くなってきたのは、会社に期待しなくなったのかもしれない。
そんな事を思いながら、プレゼンターに拍手し、何かコメントを言う。
私の方が舌先三寸かもしれない。