同僚や上司の言動についてアンケートが届く。
対象者が人事研修を受けたり、昇格前後に行われるのだが、質問の内容が難しく判断できない時がある。「対象者は、SDGsなどの課題解決に取り組んでいるか?」ときた。流行りのSDGsを入れてきたが、SDGsの何を指すのかわからず漠然としているので回答したくなかったが、選択肢は、とてもそう思うから全く思わない、で「やっているかやっていないか回答しなさい」と回答者に求めている。他にも「対象者は、社外にも影響を与えているか」、「グローバル視点か」、「会社の発展や成長に貢献しているか」等、判断できない質問が多く、回答に困った。「ややそう思う」を選択しておくことにした。
意味不明な質問が多い中、超現実的な質問があった。「泥臭いことを知って仕事をすすめているか?」本当はこれが一番大事な評価なのかもしれない。喜んで「とてもそう思う」を選択した。対象者よ、安心したまえ、、。
社風なのかもしれないが、アンケートが多い。社員の声に耳を傾けることは良いが、質問が「あなたは、そう思っているだろうから、それを選択しなさい」と指示されているような表現がある。「●●を良かったと思いますか」「●●のすばらしい活躍に同意しますか」等、自画自賛ではなく、他者から賞賛されとの証拠のためのアンケートではないかと疑ってしまう。
毎年「わが社を紹介しますか?(知人等に入社を勧める)」ときかれるが、常に「そう思わない」を強く押している。経営陣達の評価に使われるのだろうか。自分の進路は自分で決めるもので、他人の価値観は当てにならない。離職率の高い会社を勧めるなんて危険である。
もう10回以上「そう思わない」を押し続けているが、無記名とはいえ裏で把握されているのではなかろうか。