レスポンスの遅い人

学生時代の同級生に連絡をすることになった。
友人経由で連絡して、ようやく繋がった。その時、「久しぶりです。いろいろ聞きたいです。」と書いていたので、我が近況を簡単に書いて、そちらはどうしてるか?と返信すると、ノーレスであった。
社交辞令で「いろいろ聞きたい。」と書いたのかもしれないが、50歳半ばの社会人にしては、社交辞令として相手に何かを求めるような表現はしないのではないか?と思うが、何十年も会っていないので相手の返信パターンがわからないので、想像するのをやめた。
ノーレスは、積極的に関わることを避けているわけで、直接やりとりしなくても知人経由でやればよいので、今後は知人経由で用事を伝えることにする。
今回は、伝わらなくても大きな問題にならないので、ノーレスでもよいが、ノーレスやレスポンスの遅い人は、対面の会話でも何か違和感を感じることが多い。50歳を超えて頭の回転が鈍り、会話についていけないのかもしれない。SNSやメール等は、レスポンスが遅いうえに、意味不明な文章である。入力が面倒なのか?面倒であるなら、それも老化の一種である。他人の様子を観察して「ダメだな、あの人」と思うと同時に、もしや自分もそうではないかという恐怖を抱いた。
デジタルツールで連絡を取ることが多い現在、反応が遅いということは、対面での会話において無言の時間が過ぎていくようなものだ。顔が見えないと、つい返事を適当にしているのではないだろうか。
メールやSNS等の返信は即レスする、そのためには使用中のメールやSNSは毎日見るようにする、と決心する。