Good question

「良い質問ですね。」喜んではいけない。
答えたくない、質問の意味がわからない時の返事である。これを言われた時は、回答に期待してはいけない。
Good questionの後のトークは、答えになっていない一般論だったり、他人の意見を引用して自分の考えは一切言わない。的外れな回答なので、手短に話して欲しいが、自分のトークに酔っているのか、長いこと話して全く違う話になって自慢話になる外国人多数。欧米、特に米国人に多い。アジア人は正直なのか、Good questionと言った後は少しのコメントで終わるので、「話したくないのだな。」とわかるが、自慢話までいってしまう日本人がいる。彼らは外国で働いてきて、回答に困る時に話をずらす術を得たのだろう。
国内の会議で質問に対して、わざわざ「Good question」は言わないが、「よい質問ですね。」、「貴重なご意見ありがとうございます。」等と褒めているが、その後が、質問と関連する案件についての感想から始まり、徐々に質問の内容から遠ざかり、会社全体の戦略などを話して自分の意見にしないよう煙に巻いている。質問が鋭すぎて回答に困る時は、隣の海外勤務経験者が「ちょっと話がそれますが、私は・・」と切り出し、これまた徐々に質問と関係のない話をして、回答出来ないことを覆い隠す。
最後に「有意義でした。」と締めくくる。
儀式である。
実につまらないが、こんな時間をすごしても給料が貰えるのだからありがたい。