言葉の使い方が独特な若い社員がいる。
「申し添える」「危惧」くらいならいいが、「慮る」「耄碌」などは、辞書を引かないとわからない。
会議や議事録で難しい言葉を見聞きすると、「伝える」「心配する」「覚えにくい」などと表現したらよいのに、難しい言葉を使う意図は何だろう?議論の土俵にいたくないから、相手の関心を外すためか?と思ったが、難解な言葉の前後は、つじつまが合わず、バランスの悪い会話や文章になり、伝えたいことは何なのか質問すると、正確に説明できないので、意図して使っていないようだ。
なぜ使うのか謎だ。
難しい言葉がすぐに出せるのは、常に使用しているからだろう。会社であっても使う機会はわずかだ。
会社以外で使う機会はどこにあるのか?
家族や友達が難しい言葉好きなのか?もしや作家?愛読書は辞書?
どのような生活をしているのか興味がわいてきたが、プライベートについてたずねるのは危ないので、何気ない会話中にそれとなく聞き出していきたい。
私の国語の先生になっていただきましょう。
見聞きした難しい言葉を書き留め、辞書を引いて理解する。先生と話す時は、学習した難解用語をたくさん使って褒められたい。