何かにつけて多様性、ダイバーシティである。
多様性を尊重、多様性のある組織、多様性を体現、多様性を重視した人材育成、多様性を活かした部門横断的プロジェクト、、、。
「多様性」という言葉を入れ込むと、一歩先行くワタシ(オレ)、みたいな経営陣を喜ばせるパフォーマンスが増えている。活力のある若者達は、自分をアピールして昇給や昇格するのだから、これも仕事であるから、アピールしないよりは会社に貢献しているだろう。
多様性という言葉を使っているが、実際には、新しい多様性の具体事例はないので、既存の多様性っぽいものを取り上げ、それを「ダイバーシティ」と言うようになった。
今までも育児は事例紹介をしていたが、さらに露出を増やしている。育児トークセッションでは、育メンも発言していた。休暇前に仕事を詰め込んで約2週間休んだだけだが、、。育メン経験者として「多様性」を評価され昇進するであろう。育メンも仕事である。名前も知らない大勢の社員に対して自分について話すプレゼンターは偉い。「多様性を尊重してくれた同僚、上司に感謝しています。」「これこそ我々の目指すものです。」「拍手」、、、酔っている。
自宅でケーキを食べながら聴いていたが、ケーキの味がしなかった。
興味本位で参加するのは、程々にしよう。