会社が出社を強く推奨するので、仕方なく出社している。
会社推奨のコミュニケーション向上効果が表れているようで、エレベーターに乗っても会話を続け、連れ立って昼食に出かけ、仕事が終われば飲みに行く。感染拡大している今は危険である。政府が在宅勤務を強化しないので、会社も強化しないわけで、検査をしていない家庭内感染した社員が出社しているのだから、次は職場感染だ。ワクチンの効果が落ちたか、感染者増加で発症者も増えているのか、原因はいろいろあるが、対策はウイルスに近付かない、つまり他人と距離を置く、こまめに手洗い・消毒をすることだ。朝10時に出社し、黙々と仕事をして午後3時に退社する。外は暑いが電車は空いているので安心だ。
出社した時、ある管理職のPCモニターがよく見える場所に居て、モニターに映る文字に目が止まった。
「今できること」の下に、いろいろ書かれているのだが、それらはやならければ評価されないものだった。コロナ禍で社内外の多くの業務が滞っているので、不可抗力である。「今できること」という言葉がどうも引っかって、2020年から感染拡大は続いているのに、今できることも出来ていないのかと思った。目標に対して「無理です」と言っても会社は許容しないので、すぐに成果が出るものや取り組みを強化している様子を文字に起こして社員の士気を高めようとしているのかもしれない。「今」を書くところに、焦りを感じた。管理職とは大変な仕事である。