DX(デジタルトランスフォーメーション)が流行っている。
イノベーション、フューチャーオリエンテッド、レバレッジ・ポイント、フレームワークなどアルファベットを並べて読み手から突っ込みを入れられないよう煙に巻く資料やメールが日常使われている。意味不明なので日本語で説明して欲しいが意味をたずねるのも面倒なのでわかったようなふりをしている。関係者がお互いを理解して仕事していることは殆どないので、ルー語でも日本語でも結果は変わらない。DX関係は特にルー語が多い。ITの言葉で日本語にできない場合もあるが、IT用語に疎い者には難解である。
「デジタル」で新しい事をしないと評価されない時流で、新しいデジタル企画が乱立している。
電子媒体を使えば”デジタルイノベーション”と称され、DXなのか疑わしいものもある。無理やりAI導入もある。中には有用な企画もあるが、導入した後は継続しなければユーザーのメリットはない。人事評価は、導入することが成果なので後の事まで考える人はいない。デジタル祭にSDGsはない。
10年後は社会人を卒業しているが、祭りの後をみてみたい。