なぜ住宅ローンを組んで家を買うのかわからない。
と言うと周囲から驚かれ、「ずっと賃貸でよいのか?」と言われる。賃貸=社会的地位ナシといった考えの人から哀れな表情で言われたこともある。
賃貸でよいのではなく、借金をしたくないのだ。死ぬまで同じ地域で住むつもりなら家を買うかもしれないが、それでも住宅ローンは利用せず一括で払う。一括で払える頃には初老で行動範囲は狭くなるわけで、高齢者向け住宅でよい。子供に家を譲る必要はなく、自分で稼いで自分の気に入った場所で暮らせばよい。ということで、やはり家は買わない。家を買えば資産になるというが、売る時にしかわからない金額不明の資産より株の方が変動が明確でわかりやすい。借金中の家を「マイホーム」と思えないのだ。家はテレビや冷蔵庫、携帯電話などと同じ消耗品だと思えば、借金してまで買いたいと思わない。
明確な金額を把握できる状態にしたい性格なのかもしれない。借金経験なしであの世へ行きたい。