「人生100年」という言葉をよく見かける。
高齢化が進み、社会保障が危ぶまれ、政府は「人生100年時代の社会保障改革」を出して、高齢者を働かせようとしている。そこに企業が乗っかって、投資や学び直しセミナーや就労支援ビジネスが増えてきた。医学の発展により病気になっても死ななくなってきた。病気になったら治療をする、延々と続く治療、仕事をしていない高齢者の医療費は増え続ける。働ける高齢者は死ぬまで働け、ということだろう。
50歳過ぎて体力の衰えを実感する。通勤の苦痛がないのに仕事が終わったらヘトヘト、脳細胞が動いていないような疲労感。
60歳以降も働きたいと思わない。目標資産に達成したらすぐに辞めたいと思っているのに。
若いと言われる50歳代の社員でも、若者と同じ瞬発力や持続力はない。この差を把握して70歳まで働ける組織を作る会社は存在するのだろうか。学び直し、というけど会社に貢献できる頃には80歳か。恐ろしい、、。
ひとりで日常生活を送ることができなくなったら、すぐにあの世へ行きたい。
敬老の日、きんさんぎんさんを見て幸せな気分になったのは遠い過去で、最近は複雑な気持ちで高齢者を想う。