部下が自発的に問題解決やキャリア形成を築くようになるために、上司と部下が1対1で対話する人材育成の手法である。
何年も1 on 1をする方される方の両方経験して振り返ると、
上司が話す時間が多い:沈黙が耐えられないのか、自分をオープンにしないといけないと思うのかずっとしゃべっていた。
裏人事情報:1対1で油断したのか、うっかり漏らしていた。人間は黙っていられない生き物なのだ。
強制1 on 1:人事が1 on1をやっているか社員にアンケートを取るため上司は必ずやならければならない。儀式のようになっていた。
本音は言わない:異動を希望すると言って転職したり、他にやりたい仕事がないと言って異動する。言う方はタイミングを見計らっているのだからキャリアプランを語っても本心はわからない。だからと言って本心を探る必要はない。言わないと伝わらないから。
愚痴を聞いているだけ:全て吐き出させるようひたすら傾聴しつつ夕食の献立や旅行プランを考える。最近はテレカンなので表情がわかりにくいことをいいことに他の事を考えながら聴いている。良くない習慣だ。
自分は上司の時も部下の時も殆ど聞いていたという記憶しかない。
1 on 1で話したからといって翌日、何か変化することはなく、1対1で話すことで”時間を共有できた”という暖かい感触を得た、という程度である。やらないよりやった方がよい。
1 on 1も仕事である、手を抜いてはいけない。