銀行の勧誘

退職金が振り込まれると、銀行から電話がかかってくるらしい。
早期退職で余裕の引退人生を歩める金額をもらった人の勧誘はすさまじいそうだ。
これまでの仕事について話したあと、外貨での運用やら投資のプランなど、いろいろ提示される。契約を成立させるために銀行員は、今の資産では不十分だということを巧みなトークで相談者を契約にもっていこうとする。非常に上手なトークなので、乗せられる人はいるだろう、と経験者は言う。売上を上げるために、「お金が増えます」と商品のメリットを浸透させることが重要だから徹底した社内研修を行っているのだろう。契約に至らなかった場合は、何が足りなかったか部内で分析して、社内研修がさらに充実するのだろう。契約のためにあらゆる手段を尽くす。銀行に限ったことではない。顧客分析は当然である。仕事なのだから。
ただ、生活に欠かせないお金で、すさまじい勧誘はいかがなものかと思うが、消費者も契約時に損得をじゅうぶん確認する必要がある。
物価上昇でも賃金上がらず、定期預金の金利は低い等、生活は苦しいと思うが、文句を言ったところで改善することはないので、自分でお金の勉強をするしかない。
来年、退職したら銀行から電話がかかってくる。いろいろ勉強して、先方の出方を観察したい。