朝、会社PCに電源ONする時、辞めたいとつぶやく毎日。
なぜそう思うのか、自分が転職した時を振り返る。
辞める理由(20年前):先輩女性に耐えられず
先輩女性に、「関西人は、理解できない」と言われた。2人で食事してるのに真顔で言われ、何なのこの人!と唖然としたが、その後、他の話題になり食事終了。
関西人としては、ボケでも入れて返せばよかったのか?と呑気に振り返ったが、家に着いた頃には、怒りがこみ上げ、「こんなこと言う女と毎日一緒に仕事できない」と同期にこの出来事を話したら、同期は、「私は争った」と言い放った。私と同じように2人で食事に行った時に、言い争いになり、同期は、途中でお金を置いて店を出て行ったそうだ。仕事での関わりはないので、行動を起こしたとのこと。
私は唖然として思考が止まってしまい、同期のような勇敢な行動ができなかった。
翌日は、普通に「おはよう」と言われた。昨日の出来事を上司か同僚に話すべきか悩んだが、噂になると怖いので、辞めようと決めて転職活動したら予想外に早く決まり、上司に退職を伝えた。
辞める理由を何にしたのか覚えていないので、「一身上の都合」だったかもしれない。
あと2か月でボーナスがもらえるのにバカだ、と周囲から笑われた送別会であった。
その後、先輩は私の仕事が追加され、体調不良を訴え救急車で運ばれたらしい。
辞めてから2年後に、買い物中に偶然会ったら、「元気?」明るく声をかけられ、「関西人が理解できない」はつぶやき程度に言っただけかもしれないと思った。「関西人を理解できるようになりましたか?」等と突っ込みを入れてばよかったと後悔している。
いわゆる”お局”だったので、関西人否定がなくても辞めていたかもしれないが、隣の部署へ異動する、男性に仕事を譲る等の回避する思考が不足していた。仕事自体は問題なかったので、今思うと残念である。沢山の人達に教わり、今の私があるので、会社には感謝している。