自己啓発本を読みたくなる時

本屋に沢山の自己啓発本がならんでいる。
タイトルを見るのがおもしろくて、本屋に行くと必ず自己啓発本のコーナーに行く。
表紙を見るが、買わない。ケチなので図書館で予約する。人気のある本は3桁の予約であるが、今すぐ読みたいわけでもないので気長に待つ。
自己啓発本に出合ったのは、30歳半ばで会社の上司や同僚との関係に悩んでいた時だ。
なぜあのような発言をするのか?なぜ小姑のように細かいのか?なぜその業務を後回しにするのか?一緒に仕事をするのが嫌で嫌でストレスが溜まっていた時、「苦手な人とつきあうには」「馬鹿な上司の扱い方」「人間関係に悩むあなたへ」「職場環境を良くする方法」「論理的思考」等のビジネス関連の自己啓発本を読み漁った。読んでいるうちに、悩んでいる事は些細なことであり、自分の価値観を相手に求めるのは無理で、相手の言動にいちいち反応しないことにした。
悟りを開いたようではあるが、実際は嫌悪感を丸出しにしたこともあるものの、以前よりは翌日までストレスを持ち込まなくなった。
 自己啓発本にはストレス解消の効果があると思う。私と同じようにストレスを抱えた人には、いろいろ読み漁ってほしい。
自己啓発本が好きな人の中には、自分の言動を正当化して「やっぱり私はデキる女よ」「俺の言動は正しい(奴は間違っている)」「俺は論理的思考が得意だ」等と勘違いして、会社で自己啓発本を推奨している人もいるので、自己啓発本は罪なところもある。