希望退職に募集して退職した知人が増えてきた。
会社生活に未練がないので早期退職を選んだわけで、皆、実にすがすがしい表情だ。
すがすがしい表情で明るく退職の経緯や退職金の話をするのだが、ものすごい金額である。会社としては、定年まで辞めないでいるより自己都合より多い退職金を払って辞めてもらう方が人件費が浮くのでありがたいのであろう。会社都合で退職すると、失業保険は自己都合より受給額が多く日数も長い。働くことを前提に保険が適用されるので、就業訓練や面談があるようだが、本人はのんびりとハローワークに通ったり、会社が用意した就職斡旋会社と面談している。そんな日常も新しい発見があって楽しそうだ。老後資金の必要金額を何度も計算して、そろそろ辞めようと考えながら仕事をしている自分が虚しくなる。
他人と比べてはいけないと言い聞かせ、あと少し朝から夜まで働こう。終わりが見ているから何とか頑張れる。