給料は我慢の代償

仕事の性質上、いろいろ判断をしなければならず、その判断を告げることが苦痛である。
告げられた方から失望や怒りをぶつけられ、時にはエスカレーションされる。仕事なので判断しなければいけないが、本心は「どちらでもよい」ので、脳内はストレスにあふれている。
この仕事を長期に続けられる人は、どのようにストレスを処理しているのだろうか。
仕事が楽しい、と感じるのは、目標を達成したり、感謝されたり、昇給や昇格等であり、ずっと楽しいという人はいないと思う。
責任がかかってくると仕事が楽しいと思う時は減る。できるだけ「楽しい」と感じるよう自分の言動を正当化し錯覚のような思考回路を作ると、ストレスを感じないかもしれない。会社の仕事は、道徳や倫理が優先されないこともあるので、錯覚なしではやっていけないとわかっていても利用する人達のことを考えてしまう。
我慢の成果が給料と思って仕事をしているが、なぜそこまで仕事をするかというと、業務を通じて思考力が鍛えられることや人との会話で築かれる新しい発見やつながりが得られることだ。
細々でよいので仕事は続けたい。