断捨離番組はその人の人生が見えておもしろいので見ている。
「洋服は何だと思う?」の問いに相談者は「自分を輝かせてくれるひとつ」と答える。会社都合の早期退職をしたが、もう一度活用して会社で働きたい、と言う。
会社都合で辞めざるを得なかったのだろうか。会社に着ていく服がクローゼットに隙間なく詰め込まれている。衣類以外では、同じスプレー(掃除用具か化粧品か不明)2つ、元彼のスーツ等使わないものが多数ある。
相談者は、過去を捨てきれないようだ。自分の都合で会社を辞めたり、関係を断ったりしなかった場合、心残りがあるのは誰もが経験することである。自分を輝かせてきた洋服を捨てるわけがない。
「断捨離のコツは、自分のなりたいイメージを持つこと」とアドバイザーは相談者に言う。なりたいイメージを明確に描くには時間がかかるが、捨てることで、未来へ踏み出す。捨てる行為は手段でありゴールは豊かな人生なのかもしれない。
「洋服は何だと思う?」自分に問う。
「洋服は着るもの。社会的に不都合のない自分を装うもの。」
この回答でアドバイザーがどのような反応をするだろうか。