暑い日が続いている。
朝8時ですでに暑く、電車に乗って会社に着いた時には疲れている。加齢の影響か、体力低下を実感する。
酷暑が続いても、フリーアドレスのオフィスのPCモニター前にはほとんど人がいる。
フリーアドレスは人が少ない時は空間が広がっているように見えるが、満席になると隣との距離が近い。
誰がどこにいるかわかる、どこにいてもコミュニケーションが取りやすい等、コミュニケーションを謳ってフリーアドレス成功事例を拡散しているが、机があっても聞きたいことがあれば聞けばよいわけで、個人のコミュニケーション能力を固定机が原因にしているところが胡散臭い。上級職が社員に混じって仕事して「俺ってフレンドリーなんだよ。」アピールも気持ち悪い。
会議室が少ないので、そのままテレカンに入りPCに向かって大声で話す人もいる。イヤホンでの会話は声が大きくなってしまうのだ。
距離が近いので、誰かが話している内容が聞こえる。聞こえてもよい内容ではあるが、話し方でその人の仕事のスタイル、現在置かれている立場がわかってしまい、残念な印象を持ってしまうことが多い。
固定机があった時の方が雑音が多かったはずであるが、長い在宅勤務に慣れてしまい、会社で仕事をするのが非常に不快である。
私が話す様子も周囲に聞こえている。面倒な話になると声を小さくするのも周囲は気付く。
周囲の会話を聞くのは、人間観察としては楽しいが、仕事の処理速度が遅くなってしまう。
いろいろな事に配慮しなければならない面倒な労働環境になってしまった。
会社勤めはあと数年、もう在宅勤務でそのままひっそり退職したい。