家関係のテレビをよく観ている。建物だけではなく部屋の断捨離のテレビも観る。
どれくらい片付いていないのか、何が不用品なのかみているとその人の性格がわかって興味深い。
学校、職場、近所で「昨日、みたわよ」等と言われること必須、テレビで部屋を大公開する勇気を称えたい。
カウンセラーに導かれ、不用品を捨ててスッキリした部屋になり、明るい表情の相談者をみると癒されるが、家族が納得していないような雰囲気の事例もあり、そういったネガティブなところを知りたいがテレビでは無理だろう。
不用品かどうかの判断は自らするものだが、その判断ができないから他者のアドバイスを受ける。
他者のアドバイスによって自分で判断できるようになれば、不用品は増えないが、言われるがままに捨てたなら、またモノが増えるだろう。
断捨離実行後、その家にまた取材が入り、再び物が増えたり散らかった様子をみると、人間そう簡単に変わらないと思う。カウンセラーに励まされ、頭と手を働かせモノを捨てている間は断捨離に集中するので、日常とは異なる時間を過ごすことでストレスから解放されたような感覚になるだろう。運動不足で腰痛になり、マッサージに行って体が軽くなるが運動はしていないのと同じではないか。習慣は簡単に変えられない。
断捨離に限らず自己啓発は簡単に実現するものではない。簡単ではないので、悩む人達の拠り所として、本やテレビ、ブログが盛況なのだ。