敬語が多すぎる

社内で敬語に満ち溢れたメールや発言を見聞きすると違和感を感じる。
使い方が正しいか間違っているか判断できないが、尊敬語や謙譲語が入ると意図が掴みにくい。
・ご確認、ご連絡ありがとうございます。ご教示いただきました点につきましては・・・
・私どもの考えといたしましては、・・・・となりますので、十分ご考慮のうえ・・・
・度重なるご確認をお願いして大変申し訳ございませんが、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。
・特別のはからいに、心より感謝します。今後はより一層●●に貢献できるよう精一杯がんばりますのでご指導よろしくお願いいたします。
・本日の資料をいただいた後、内容を確認させていただき、あらためてご連絡差し上げますので、なにとぞよろしくお願いいたします。
・掲題されました議題について、ご参加の皆様の意見を頂戴し、●●に承諾いただいた後、あらためて皆様にご報告差し上げます。

離職率が高く定年退職する人がいないドライな会社だが、丁寧すぎる社員が少なからずいる。
私は結論や感謝を先に伝え、それらについて補足する構成でメールや発言をする。文字や言葉は出来るだけ簡潔にまとめる。よく冷たいと言われるが、仕事を伝えることが重要であるから、業務そのものに意味を込めるようにしている。
無理難題を頼む時や断る時、助けられた時など丁寧な対応が必要な時は、通常より敬語を盛るが丁寧すぎる社員の敬語より少ない。
なぜ敬語を多用するのだろうか?
・自分は丁寧な人だというアピール(日々の態度は高圧的な場合がある)
・自信がない(上司の替わりに無理難題を伝える時、やらされて嫌々対応する時)
会社を辞める決心をしてから、仕事に対して無関心になり、他人の目を気にすることに時間を割かなくなっており、この雰囲気は周囲が気付いているかもしれない(在宅勤務でも油断できない)。丁寧すぎる人達の言動を少しは見習いたい。

社内で使う敬語に関心はないが、社外に対しては本やネットで敬語の意味や例文集を確認する等、下調べを念入りにしてから送信している小心者である。