ミニマリストのSNSを見ている。
捨てた物、捨てなかった物、生活費を下げて幸せになった等、自分の生活や気付きを知らない人達に公開する。
反応が欲しい、取材が来て仕事になる等、何等かの目的があっての公開だろうが、捨てていくうちにネタが無くなってくるのではないかと余計な心配をしている。ミニマリストの10年先を見てみたい。
物を捨てることだけでなく、家計簿をつけることを推奨するミニマリストが多い。
家計簿は支出の詳細が把握できて無駄使いがなくなるそうだ。
毎日買っている物の値段を把握していないくらい何度も買い物をしているのか?
家計簿で無駄な物を買っていないかチェックするというが、買った後に見ても返品できないのだから意味がない。家計簿を使う前に、店に入ったら買うべきものを買う、それだけである。帰宅してレシートを見て買い過ぎたと思ったら、翌日から無駄使いはしない。
「家計簿をつけてから支出が減りました」と言う人は、家計簿がなくても支出を減らせたであろう。
食費を減らす、服飾費を減らす、レジャーを減らす等と分類しているが、全支出が増えなければいいので、支出が増えれば、その都度、減らせるものを考えればよい。
ヒトは失敗を別のものに求めて正当化する生き物であるから、家計簿を使用することで「支出をコントロールできている。無駄な買い物はしていない」といった錯覚になっているのだろう。家計簿を使う時間を運動等の健康維持に使う方が健全である。