現在、再放送中だ。
4年前にみた時、介護のシーンは興味深かったが、主人公の女性は、自己主張が強いので周囲から距離を置かれ、異動させられても仕方ない、といった仕事目線で毎回違和感を感じながらもドラマだから誇大にしないとわかりにくいのかな、等と気楽に楽しんだ。
今、より定年に近付いた自分ではあるが、あまり共感するところはない。
主人公は、まだまだ働きたいという意思があり、私は、働くのはほどほどにしたい、と思っていることが原因かもしれない。
年齢の近い人とは、「いつまで働くのか?」という話で盛り上がる。
私の周りは、皆「ほどほどに仕事をしていたい。働きたくないが、もう少しお金がいるし、社会的接点がなくなると孤立するので働く」と言う。この年齢になると、ドラマの主人公みたいに元気溌剌ではないのだ。ゆるく生きたいのだ。
終身雇用は崩壊し、会社は、高賃金の中年のリストラや業務を外注しないとやっていけなくなった。「定年」という言葉が就業規則から消えるだろう。
今後は働き方がますます変化する。少し社会に足を突っ込みながら(他人事のように)日本の会社の行方をみていたい。