退職の知らせが昨年より大幅に増えた。
早期退職で会社を辞めるというのは3年ほど前からあったが、今年は多い。
役職定年、リストラなど、シニア社員には厳しい時代になった。定年まで給料が上がる、退職金満額もらって再雇用で同じ会社あるいは他の会社で役職付きで転職などという優雅な社会人ライフは過去のものとなった。
シニア層に厳しいのではなく、若年層も昇給額が少ない、時間外労働は悪とされ時間外手当が少ない等で厳しく、働く日本人はみな厳しくなっているのだ。
過去という比較対象があるから「厳しい」と思うわけで、昔はよかった等と悲観しても過去は戻ってこないので、あきらめる。この厳しい世の中でも楽しく過ごして逃げ切ってあの世へ行きたい。
教育費、住宅ローンを持つ人は早期退職制度を利用しないし、リストラされたら給料下がっても転職するので、辞めてのんびりする人は、経済的に余裕があるのだろう。どのくらいの資産で死ぬまで過ごすと考えているか聞き出すことはできないが、今後、どのような生活になるのか、興味深いところである。辞めた人達が多くなるのは心強い。