中都市へのあこがれ

社会人になってから、駅から徒歩5分以内、深夜営業のスーパーや飲食店ありの超便利な地域に住んで約30年経つ。不便なのは、飛行機を利用する時に空港が遠いため、時間の余裕をみると1時間半かかるくらいだ。1時間半でも不便だと思うのは、日々、便利すぎる生活をしているからで、1時間半を不便と思う人は少ないだろう。時間的な便利さの代償で、高い家賃や静寂とは程遠い環境を受け入れ、我慢しているのだが、セミリタイアが見えてきた現在、住む場所について考えている。
田舎暮らしや移住の記事やテレビをみたり、温泉に行くと、そこで暮らしたくなる。美しい自然に魅了されるが、生活は不便なので、自然に癒されても不便なことでストレスを感じることだろう。
1時間以内に自然を満喫できる中都市で県庁所在地なら、今の生活とほぼ同じで家賃と騒音は解消できるかもしれない。
社会的接点の取り方が問題である。友人と会うことや仕事など、新しい土地で開拓していかなければならない。新しい出会いは楽しいので(面倒な場合もあるが)苦にはならないが、今の生活圏内の交流も続けていきたい。住んでみたら不都合なこともあるかもしれないので、二拠点生活もありではないかと思う。
全く知らない土地は難しいので、友人のいる中都市に絞って考えてみたい。