不満の矛先いろいろ

社内コミュニケーション円滑化のために社員代表者達で改善の取り組みを行っている。
特に問題がなくても取り組みを上層部へ報告するので、何か問題を見つけて改善活動を行う。
外部講師を招いた研修、ランチ、ボーリングや散歩、ジョギング等、いろいろ企画される。退職が近いので、こういった活動に参加するのが苦痛で、活動日が見えてきそうになると休暇や外部の仕事を入れて、出来るだけ欠席しているので、そろそろバレているだろう。これらの活動は強要ではないので欠席を責められることもないが、欠席が多いと協調性がないと見做され人事評価が低くなる。あと2年であるから、評価はどうでもよい。
今年もいろいろな活動が展開されたが、上司や同僚との意思疎通の悪化が進んでいる改善活動があった。
紙に書いて改善点をポストに入れる
直接か直属の上司に言えないのか?かなり関係がこじれていそうだ。
紙に書かれた改善点は、予想通りであった。
・会議中に他の仕事でPCを見ないで欲しい
・情報共有なくプロジェクトが進行しており、急にタスクが課された
・仕事に追われて疲労困憊、スナック(軽食)を用意して欲しい
・フリーアドレスのため退社したことがわからない
これらに対する改善策が共有され、挨拶、予定の共有、他の仕事をしない、進捗を共有、有志で出費などで、小学校のようであった。
この活動に給料が支払われると思うと虚しくなるが、仕事というのは我慢の代償なので耐えるしかない。
紙に書いた社員は、必死の想いでポストしただろうが、期待される改善は無理だろう。
改善して欲しいと思っている本人が気付いていないからだ。
他人に何かを求めるのは止めて、淡々と仕事をして腹が立てば社外で発散して翌日には忘れる、そんな境地になればいいが、承認要求の強い人には無理なようだ。若い時はこんなものである。
「あの時は、くだらない事に腹を立てていた」と言える中年社員になることを願う。