マイホーム願望

しまった、タイミング悪かった、、。
静かにすごせるお気に入りのカフェに幼児連れの母親2人。子供の声は高いので響き渡る。母親2人は友達のようで、近況を語り合っている。子供はしゃべるものだし、母親は日々の生活から解放され友達と話すのは良いことである。が、うるさいので読書に集中できない。早く出ていかないかと願いながら読書をしていると、母親達の会話がおもしろくて読書のふりをして耳は会話に向けられた。
地方都市に引っ越すようで、住居の話で都会との家賃の差などを話していた。母親達は20歳後半と思われる。
「やっぱり持ち家だよね。」
都会では買えない広さの家が地方なら買えるから買ってしまおうということらしい。若い人も、持ち家願望があるのか。家を買うと社会的信用が得られるというが、ローンを組んで購入したら、それは借金をしているわけで、住宅購入費のほかにローンの金利が発生する。
そこまでして、家を買いたいと思わない。
子供の友達の親の家庭状況を把握するのに家が判断材料になるという人もいるので、やはり「マイホーム」が社会的信用のひとつなのだろう。
消費行動は広告による影響が大きい。住宅関連の広告は買いたくなる気分にさせる。それが広告なのだから。マイホームを手に入れた人々に幸せをもたらすなら良いことである。ローンの金利など考えなければよいのであるが、ケチな私はどうしても無駄金と思ってしまう。