ビズワード

若手社会人向けにビジネス用語を解説する番組をみた。
アジェンダ、KPI、KSFなど会社で普段使っている言葉をテレビで取り上げるということは、どういった意図なのだろうか。日常生活で使わない言葉ではあるが、仕事中に「KPIって何ですか」と質問すればよいだけである。新社会人なのだからわからなくて当然である。
この番組は言葉の説明が中心だが、ビズワードを使いこなす社会人を対象に「わが社のビズワード」を紹介するとおもしろそうだ。アルファベットやカタカナを並べて意味不明な資料やプレゼンを作っている社会人が登場するとか。独自ワードが出てくると業界がわかったり、会社を特定してしまうのでテレビの限界があるだろう。
勤めている会社は、アルファベットとカタカナを多用する。長らく社会人として働いて退職が見えてきた年になっても、意味不明な英語とカタカナに出会ってしまい、「それはどういう意味ですか」を「〇〇といういことでしょうか」と日本語に替えて質問している。返ってくる答えは、日本語で表現するのが難しいものがあるが、ほとんど日本語で説明できる。日本語の説明が意味不明な場合は、わざとそのビズワードを使ってお返ししている。嫌味なババアだと思われているかもしれない。
英語とカタカナを多用する社外の人と話す時は、社内のように気軽に返せないので、できるだけ日本語を使って返事をするが、認識が合っているのか不安である。