テレビを見なくなった

年々、テレビ利用時間が少なくなっている。
もともとドラマはよほどの関心がないと見ないので、ニュース、芸術関係の番組を見ることが多い。最近は、バラエティー番組がほぼゼロになった。若い時は楽しくみていたが、年取ったせいか疑い深くなり、出演者の発言は、企画者の意図であろうと思うようになった。平凡な味でも「すごくおいしい!」「行列が絶えない」、狭くてダサくても「解放感のある部屋」「センスのあるインテリア」など賞賛しないと店や家主に失礼で、視聴率も上がらないのだから、褒めるしかない。出演者は盛り上げるのが仕事であるから、帰宅して「あの店は不味かった。これも仕事だ、しょうがない」と言ってるのであろう。サラリーマンが意味不明な質問に「良い質問ですね」、成果がないのに「最高のパフォーマンス」と満面の笑みで賞賛し、退社後は「あいつは何なんだ、馬鹿か」と呟くのと同じである。
このような斜に構えて見ていて楽しくないので、spotifyやyoutube、ネットのニュースを利用する。
ネットの情報はテレビより虚偽・誇大が多いかもしれないが、量が多いので、良し悪しの判断力が鍛えられ頭の体操になって良い。
テレビが壊れるか寿命が尽きるか、どちらになるか予測がつかない年齢になっているが、ネットを使えない状態になれば老人ホーム暮らしなので、「テレビを買う」ことはないだろう。